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珈琲と煙草と音楽な瞬間。

珈琲飲んで音楽を聴きながら自分らしい日々を願うブログ。煙草はやめました。

18きっぷ瀬戸内巡り。その一。 

久々に18きっぷを手に瀬戸内あたりを鈍行でぶらぶらしてきました。
夏の瀬戸内は風光明媚でありました。
写真でそんな景色を振り返る。

写真編集で地名とキーワードを加える作業に疲れたのでもういいやと出力します。
だれも気にしないことをこだわってもしかたねえ。
人生諦めと妥協も肝心です。



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今回はここから。
新幹線のホームにて。
かつて最速を誇った500系新幹線は山陽のローカル特急こだまになって。
かつて山陽路を快適に速く突き進んだ鉄路の星もこだまになって。
その栄光を知ってか知らずか旅人は大きな荷物を抱えて楽しそうにしている岡山駅。


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岡山からこぢんまりと出ているローカル線に乗ってみる。
押しボタン式の扉を見るとローカル線だあと思ってしまうわたしはきっと都会人。
都会から離れると普通にあるし。寒冷地だと都会でも押しボタンだし。


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そんなローカル線は吉備線という。
いまでもオンボロ国鉄気動車が走る。
短めのローカル線。
国鉄時代から乗客を運び続ける老戦士は未来を担う子供にどう映るのか。
カッコイイものとしてか。ボロボロの汚いものか。
前者であってほしいな。
そもそも見てないかもしれないけど。


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18きっぷ旅といえば貧乏旅行。
飯などコンビニで買ったうどんでいい。
という図。

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そんなわけで吉備線で出発。
車内はさすがに政令指定都市大都会岡山
人は結構乗ってます。
でも赤字みたい。どうしろというのだ。
鉄道って儲かるところ以外は儲からないのです。



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吉備線の車窓はそこそこ都会なんですけどね。
わりと家もある場所を細かく駅にとまりながらのんびりゆっくり往きます。
イメージ的には、関東圏では江ノ電くらいに乗っている感覚かもしれないと思いました。

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とはいえ、結構田園なども多く、やっぱりよりローカル。
ここを重厚なエンジンを奏でながら国鉄からの老戦士はのんびり進みます。
カーブっていいよね?

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そんな景色を見ながらおかかづくし僕の旅ってこんな感じ。
何回もしているけどまだ飽きない。

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途中色褪せたタラコなどともすれ違いながら

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あっという間に吉備線は終点総社駅につきます。

総社駅にて国鉄の老戦士を。
老戦士は自分にはかっこ良く見えましたよ。※Lightroomでいじってます。

吉備線でした。

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総社駅からは井原鉄道に。
井原鉄道は総社まで来てますが、JR線に隣の清音駅から乗り入れる形になっているのはいいんですが、総社清音間は18きっぷ適用外というなかなか渋いルールになってます。
電車賃(電車じゃないけど)を抑えたい場合はJR伯備線で清音駅まで行って乗り換える形のほうがたぶん運賃安くなります。
もっとも井原鉄道を乗り通す場合はホリデーパスなるものがあってこちらがお得になっていたのでこれを使いました。
ホリデーでない場合とか乗り通さない場合はやっぱり清音で乗り換えるといいと思う。
実際に多くの乗客が清音駅から乗ってこられました。


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井原鉄道車内。
自分は列車に乗ると広告をみたりします。
井原鉄道は経営が苦しい鉄道路線です。
一両編成の列車で乗客を十分に運べる程度には。
広告もつかないんでしょうね。
さみしげな車内には自社広告がほとんどで、そんなとこからも苦しむ姿が見えた気がしました。
総社から乗る人は少なかったんですけど清音からは結構いてガラガラってことはなかったんだけどね。
でも間違いなく赤字でしょう。
ローカル線はどこでも厳しいのです。


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沿線はこんな感じ。
田園多めでじゅうたくもちらほら。
ローカル線としては環境は良いほうかもしれない。

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井原鉄道線って新し目な路線だったりします。
高規格な高架路線を結構なスピードでぶっとばします。
なかなか速いんです。
それがまた観光鉄道的な魅力を落としている面はあるかも。
あまり風光明媚とかふるきよき的な鉄道として名も上がりません。
こういう鉄道ってどうすればいいんでしょうね?
沿線の方はそこそこ乗っているんですけどね。

って調べてみました。
言うほど大きな赤字はでてないみたい
でも赤字みたいだけどねえ。

でも井原鉄道頑張ってます。
いろんな場所で井原鉄道を盛り立てている看板など見ましたし。


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井原鉄道でした。

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で、井原から福塩線に乗継ぎ。
駅に来たのはもう関東圏では見れなさそうな湘南色の古い電車。
たぶん115系。

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久々に乗る115系の乗り心地は悪くてそして懐かしい。
ガタンゴトン。
列車が走る音をそのように形容する事はもうなくなったのかもしれません。
そのなくなった音でした。

窓を見れば、そこには長野県の文字が。1984とも。
長野をガタンゴトンと走っていた電車はずっと未来に広島まで流れてきてそれでもガタンゴトンと走っている。
もっと窓に目を向けてみれば窓は傷だらけ。
人の名前が書いてあったり。誰かと誰かの相合傘が書いてあったり。誰かを好きだとか書いてあったり。
誰かの青春を運んでいたりしてます。
その青春は散ったか何か形になったかはわかりませんが、かつての長野の青春のかけらが広島に流れ着いているのがわかりました。

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ガタンゴトンはすぐに終わり。
都会といえる景色が見えてきたらもう福山駅。
福塩線の旅は一瞬で終わり。

福塩線でした。

次は、四国に渡る。

続く。
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